姓名鑑定特別講座

姓名鑑定の講座が社会運勢学会で開催されます。10/29,10/30。
今年は東京会場です。
https://safe.or.jp/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/tokyo-special-20221029/

メリット
1. 全ての理論がしっかりわかる

#理論がしっかりわかる

姓名鑑定って、表面上だけみると、とっつきやすいのですね。それでちょっとかじって満足してしまいます。
実はこれが大きな落とし穴。いざ行おうとするとアレレ?となります。使えない字やその他ルールがありますからね。
この講座でルールが系統立てて紹介されます。しっかりおさえて日々訓練することで、鑑る事ができるようになります。
聞いただけだと無理ですよ。聞いた後、練習が必要です。漢字辞典を片手にね。

本講座でしっかりとした鑑定を学ばれると良いでしょうね。

漢字辞典は必須です。学生用の辞書ぐらいは購入しましょう(『五行が判る姓名鑑定字典』は、漢字の意味や用例が無いので、学校で使う辞書を入手しましょう)。

既に学んだ方にもお薦め。忘却も勘違いもあります。時間をかけないと自分のものになりません。

五行が判る姓名鑑定字典、発表

とうとう発表されましたね、
㈱シンクタンクマインドズーム、村山奈津江先生の
 五行が判る 姓名鑑定字典
五行がわかるところがポイントですね。

『五行が判る 姓名鑑定字典』9月7日に発売決定!

村山奈津江先生はずっと村山幸徳先生の側にいらして、共に姓名鑑定をされてきました。鑑定のキャリアが一番長く、一番数が多いのが奈津江先生でしょう。

シンクタンクマインドズームの姓名鑑定のページ:

姓名鑑定依頼

なお姓名鑑定の正式な講義は、10/29,10/30に予定されています(東京会場)。
ルールの再確認は大事ですね!

漢字は楽しい(ネ草じゃないのよ)

姓名鑑定では漢字の意味を大事にします。そこで漢字を調べる機会が自然と多くなるわけですが、調べているとこれが本当に面白いです。(一家に一冊、白川静氏の『字統』をおすすめしたいです。)
さてこちらの画像の文字をみてみましょう。『字統』をもとに考えてみます。

上から3行目が日本のお役人が戦後決めた字形(いわゆる常用漢字)です。
戦前が2行目の文字。日本で旧字と呼ばれる字形。
西暦100年ごろに書かれた辞書(説文解字)に使われていた文字(篆文)が1行目です。ご存じのとおり漢字の起源はもっと古く、金文、甲骨文と遡ると、もう完全に絵です。

「観」の左側。なんと”こうのとり”を形どったものらしいです。「隹」自体が鳥らしいです。なるほど〜。言われてみれば鳥っぽく見えてきました。

例えば方位の「東」。木と木の間の太陽を書いたものらしいです。みているとなんとなく見えてきませんか?

ところが「柬(練、煉、錬)の右側」は、何かが入った袋の両端を縛った状態を描いたものらしいです。ほほー。どうりで日本でいわゆる旧字と呼ばれるものには、「東」と「東に似た点々の字」があったわけですね。
つまり、2つの、意味も形も違う別の字を、戦後の常用漢字では1つの書き方にするという過ちをおかしてしまっているということです。

「夢」。この上の「┤├」の部分は「くさかんむり」ではありません。元は「寛」の旁(つくり)の部分(うかんむりを外した字)からきていて、まゆげを太くした巫女が祈る姿らしく、それに「夕」を足しています。の部分が、なんとなく、目と眉のような気がしてきました(笑)。
「蔑」という字も似ている部分があります。これは目に傷があるか、目を凝らしているからしく、良く見えていないということらしいです。
今の常用漢字のようにくっつけて書く(⺾)と、意味合いとか形が変わってきますね。

さて社会運勢学の「社」。困ったことに、この偏(へん)を「ネへん」と言い出す人もいます。完全に常用漢字と今の教育が悪いですね〜。これは「示しめすへん」です(だいいちカタカナは日本生まれで、西暦1000年±100前後に成立)。
「社(社)、祈(祈)、祝(祝)、神(神)」などみなそうです。「示の部分」は、神さまや先祖などにお祈りを捧げる時、何かの物(お供え物とか儀式で使うものとか)置いていた台を形どったもの。地鎮祭などで使われている台を思い出すといいかもしれません。お祈りや見えないものに関係する漢字の偏が「示」なのはこういった理由からです。なんとなく台に見えませんか?

なんで「ネ」になったのでしょうね?日本でいうところの「明朝体」という字形があります。コンピューターのフォントを作っている会社の解説をみますと、これは宋(西暦960-1279)の時代から使われ始めたらしいです。毛筆文書(筆しかないですよね、この時代)や、後に木版印刷に使用され始めた字形らしいです。つまり、小さく印刷しても見れる、簡単に彫れる、早く書ける、もっと言えば「こうやって書けば格好いいんだぜ!」みたいな崩し字だったのかもしれません(これは私の勝手な想像です)。「本来はこう描いて、こちらは手抜きの書き方ね」ということを忘れてしまってはいけないですね。漢字には意味が有りますから。戦後、この明朝体をもとに、今の常用漢字を考えたそうです。おかげで「ネ」に変わったそうで、個人的にはダメなことをしたな、と思っています。

「曾(曽)」と「會(会)」が見分けがつきにくいですね。曾(曽)は、こしきで、湯気がたちのぼっているさまを描いたものとのこと。湯気か〜。だから上にのびていて、上が空いているわけですね。
逆に會(会)は、食器に蓋をしている状態らしいです。蓋だ!だから「ー」が上に入っているわけですね。納得。
ということで、曾(曽)の旧字体は、見間違いを防ぐためにも、意味合い的にも、ちょっと上を開けたほうが良いと思います。

「匹」の外枠四角部分は「セ」に似た書き方をします。馬がならんでいて、そのお腹と前足、ということですが、、、こればっかりは金文の絵をみても想像つきませんでした(笑)。どなたか謎解きをお願いいたします。

「亀」は、亀の姿を描いたもの、ということらしいです。「ヨ」の形っぽいのが手足でしょうか?。すると右は背中の甲羅。なんとなく見えてきますね。上の「[ | | ]」部分は顔・目でしょうか?出目金かな?尻尾長すぎないか?とかいうのは横に置いておきましょうか。

以上のように、とても漢字は興味深いです。辞書をみるのが楽しくなります。
子供に「この漢字、どうしてこう書くの?」と言われて「こうだからこうなの!」と言うとつまらなくなるでしょう。「実はこういう絵が基でね、こうなってね」等々話すと、楽しく学べますし記憶に残りやすいと思います。

また、本当の意味合いを知ることによって、文章の読み書きや鑑定にも役立ちます。学者だけが意味合いを知っていれば良いものではなく、多くの人、後世の人に、伝えていくことが大事なところです。漢字は世界で現存する文字の中で、「意味・イメージ・音」の3つを持っている、数少ない文字なのですから。地球人類の財産と言ってもいいでしょうね。

何度か言いましたように、国自体が漢字の意味合いを消してしまうような字形を教育しています。
現在はコンピューターが生活に多く入り込みましたが、そこで使われている字形も、意味合いを軽視したような字形があります。幸い正しい字形もフォントに含まれることにはなりましたが、不十分さは否めません。
今はこういった時だからこそ、漢字を大事に考えたいですね。

一般的でない読みの名前

10月22日、京大が発表しましたね。”大手の名前ランキングサイトを集計してみると、漢字を通常とは違う読み方をして、新生児の名前にしている場合が増えてきた。これは日本の社会や大衆の心理が変わってきたと予想”、とのことらしいですね。

驚いたことに「海」で「まりん」と読ませるような場合もあるとかないとか。本当かなぁと思って、ちょっとその大手のサイトを見てみたのですが、そこまでひどくはないものの、まったく漢字の読みに無い音がずらっと並んでいて目を丸くしてしまいました。
例えばランキング上位の「翔」ですが、旺文社の漢字典(音読み、訓読み、人名読みを載せている、一般的な価格帯の漢和辞典です)をひくと、音よみで「ショウ」です。訓読みはありません。それで、これを使った名前
「大翔」のよみが
ヒロト、ハルト、ヤマト、ソラ、タイガ、タイト
もう全くわかりません。
漢和辞典は高くないものもいっぱいありますし、義務教育の時に購入しているはずですので家にあるはずです。調べてからつけるべきです。

姓名鑑定上、最近でてきたようなこのような読ませ方はお勧めできません。全く。
漢字には意味と音があります。意味と音により気は出来上がってきます。それに人生が影響されます。ですから字を大事にしていただきたいのです。

かなり昔の話ですが、「よろしく」というのを「夜露死苦」と書く人達が現れました。冗談で書いていたと思います。それが時代を経ると、マンガ・小説などでこのような当て字が使われるようになりましたねぇ。まだこのような読みが出始めの時は、マンガや小説の中だけの冗談・ジョークのような感覚だったと思います。漫画や小説をかく側にしてみれば、面白さを引き出すためであったり、キャラクターを覚えてもらうために行った行為だと思います。そこには「作り手と受取り手が、本来の漢字の音と意味を、互いにわかっている」という前提の上での言葉遊び・連想ゲームみたいな感覚があったと思います。「宇宙」と書いて「そら・ぎんが・スペース」ですかねぇ。使われていたのは。そういえば司馬遼太郎の作品に『翔ぶが如く』(とぶがごとく)というのがありましたね。これも正しい訓読みではなく、連想ゲームみたいな使い方ですよね。
私個人として思うのは、このような作品中の演出・言葉遊び・ジョークのやり方を、まに受けとり始める人達が出てきた結果が、最近の命名に影響しているのではないかと思っています。作り手の質がどこまで保てているかはわかりませんが、受取り手はちゃんとした本を読んでいない人が増えているのではないかと思っています。本は文学でも科学技術書でも推理小説でもSF小説でも良いのですが、演出や笑いに重点を置いたようなものではなく、ちゃんとした本です。ここに原因のひとつがあるのではないかと思います。

また、このような読みではないものの、可愛らしすぎる名前というのが女の子にありますね。
人間の名前は死ぬまで使うものです。5才だろうが80才だろうがその名前を使い続けます。可愛らしすぎる名前は、その子が小さい時にしか使えません。30才、40才、80才になった時、その名前で良いか?と考えてください。短期間しか使えない名前を人につけては可哀想です。子供時代にしか使えない名前は、姓名鑑定上、全くお勧めできません。
赤ちゃんはとても可愛いのはわかりますし、ご両親が悦んでいるのはわかります。そりゃ大変な思いをしていますもの。悦びはとても大きいですよね。その悦びのままに命名したいのでしょうが、そこでちょっと立ち止まって考えてください。その赤ちゃんが可愛いと思う気持ちの一歩先に出てみて、赤ちゃんを一個人としてみて、名前を考えてみてはどうでしょうか。

音で選ぶ名前について

音から名前を考えるのは構わないのですが、漢字の読みや意味を無視した名前は避けましょう。
字の意味や用例を辞典で見て考えましょう。字の意味、用例をもっと意識しましょう。
漢字には意味があります。それぞれに働きがあります。それが姓名鑑定上とても大きいです。気は音に、形に、意義に発生します。特に最近は意味を無視することがありますが、それは絶対避けてください。
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辭書はなんでもかまいません。しかし字數、用例の最高峰は『大漢和辭典』です。